ソフトバンクは22日、今年初の対外試合となる西武との練習試合(宮崎アイビー)に4―2で快勝し、藤本博史監督(58)の〝初陣〟を飾った。指揮官が「藤本流の野球を選手に伝えたい」とメッセージを送って臨んだ試合。いぶし銀の10年目・高田知季内野手(31)が見事に体現した。

 4回の守りから遊撃・今宮に代わって途中出場。5回無死二塁、この日巡ってきた最初の打席では、ファーストストライクの3球目をきっちり一塁へ転がして犠打を決めた。6回の打席では、フルカウントからの6球目を見極めて四球で出塁。8回一死一塁で巡ってきた最後の打席は、体勢を崩されながらも外角に来た初球を右前へ引っ張り、エンドランを決めてみせた。

 ベンチが意図するチーム打撃を完遂した高田の顕著な働きに、藤本監督はご満悦。「高田なんか見事に決めてくれる。ああいうケースが(貴重な)得点につながってくる。成功した人は自信にしてもらいたい」と賛辞を惜しまなかった。

 5回に犠打を決めた高田をベンチ奥から最前列に出てきてグータッチで出迎えたシーンは、この試合のハイライトだった。