広島・黒田博樹投手(41)が23日、阪神戦(マツダ)に先発し、7回5安打無失点の好投で7勝目(5敗)をマークし、日米通算200勝を達成した。

 王手をかけてから、6日の中日戦(金沢)で負け投手、13日の巨人戦(マツダ)でも7回途中6失点で無念のKOと2度足踏みをしていた黒田。球宴休みを挟んでの仕切り直しとなったが「次のゲームは通過点。その後にみんなと大きな目標がある」とリーグVを見据えつつ“3度目の正直”に臨んだ。

 初回、先頭・緒方に中前打を許すが、落ち着いて後続を断つと、2回以降も安定した投球を披露。打線も初回にルナの3ラン、3回には丸、新井らの適時打で4点を加えるなど、強力に援護した。

 黒田は2008年から14年まで米大リーグで活躍し、通算79勝(79敗)をマーク。NPBではこの日の勝利を含め121勝(102敗)となった。