小池百合子東京都知事が4日、定例記者会見を開き、1日に死去した作家で元都知事だった石原慎太郎さんについて語った。

 小池氏は会見冒頭、「東京から国を変えるという信念の元で都政を力強くけん引された。ディーゼル車の規制、東京マラソンの創設などの功績は貴重なレガシーとして根づいている。東京2020五輪パラリンピック大会については石原氏が招致を表明された」と評価。「首都東京の発展に対しての元知事の強い思いを受け継いで尽力していく決意です」と訴えた。

 小池氏はこれまでに石原さんと対立したこともあった。築地市場の豊洲移転問題では石原さんが都議会の百条委員会に呼ばれるまでに発展していた。

 そうした事情を踏まえ、改めて石原さんへの思いを記者から問われると、小池氏は「作家であり、政治家。いろんな顔をお持ちだった。私はふと石原さんはヨットマンだったんだと感じた」と話した。

「ヨットマンはゴールに向かって波や風を読んで艇を動かして行くわけですよね。石原さんは波を読むというか波を作ってうねりを作り、風を読むというか風を吹かし、時には嵐を呼び、弟さんじゃないけども、そうしてゴールに突き進むヨットマンじゃなかったのかな」

 弟・裕次郎さんの代表作「嵐を呼ぶ男」を思い起こしたという。小池氏は「明確に『これはおれがやるんだ』という強い意志をお持ちになって進めてこられた。いろんな意味で学ばせていただいた」と述べた。

 また、「ご遺族の意向を尊重しながら都として出来る限りのことをやってきたい」と都葬にも言及した。