世界最大のプロレス団体、米WWEの最高執行責任者(COO)で、先の日本公演では約11年ぶりに日本で雄姿を披露したトリプルH(49)が、本紙直撃に今後の戦略を明らかにした。また、ボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(42=米国)との交渉術についても親交のある“ザ・ゲーム”が助言した。
――日本での試合を終えて
トリプルH 一番好きな国でもあるし、最高の時間だった。もともとビジネスで来日する予定があって、試合が重なったから出場した。いい思い出ができたよ。新間(寿)さんの殿堂入りセレモニーに立ち会えたことも光栄だ。
――次回、日本で試合を見られるのは
トリプルH(27日で)もう50歳。この業界は若い選手が中心にやるべきだから、もしかしたら今回で日本での試合は最後かもしれない。
――日本公演でタッグを組んだ中邑真輔ら日本人選手の評価は
トリプルH アメージング(素晴らしい)! WWEは世界中のベストな選手が欲しいし、そうした選手が集まる団体。これからも常に、世界中でベストの選手をスカウトしていきたい。
――他にも注目している日本人選手はいるか
トリプルH たくさんいる。私のチームは日本にも根を張って見ている。男女を問わず、今現在注目している選手が複数いることは間違いない。
――どんな人材か
トリプルH 私はパフォーマンスよりもカリスマ性を重視する。他の選手と違う何かを持っていないと生き残れないから。そういう意味で中邑はずばぬけていた。彼はカリスマの塊だ。そして他のスポーツ選手も含めて積極的にスカウトしたい。例えば(米プロバスケットボールNBAのドラフト会議でウィザーズから日本人初の1巡目指名を受けた)八村塁だって分からない。後のキャリアで、もしかしたら…。
――自身がトップのNXTの今後は。英国の「NXT UK」に続き、日本にも立ち上げる可能性はあるのか
トリプルH ある。スポーツ文化が成熟し、いいファンがいる日本は外せない。他にも東南アジアならインド、南米ならメキシコとか。将来的にはNXTをいろんな国につくり、ワールドカップのようなものが開催できれば。
――ところでメイウェザーが日本で活動の幅を広げている
トリプルH 那須川天心との試合も見た。まず、彼は賢い。年を取ったとしても、自分の価値を上げていくにはどうしたらいいか、本人が一番分かっている。だからこそ日本で試合をした。ビジネスチャンスを感じているんだろう。日本にはいい選手が多いことも関係あるのかもしれない。
――日本の格闘技イベントは彼に振り回されている。2008年にメイウェザーがWWEに参戦した際に交渉役になったあなたから助言を
トリプルH それは難しい。とにかくフロイドは頭がいいから。今の彼に交渉でどう対応したらいいか…うーん、分からない。お手上げだ。












