「ドカベン」「あぶさん」などの人気野球漫画で知られる水島新司さんが10日、肺炎のため都内の病院で亡くなった。82歳だった。
ソフトバンク球団にとって大きな存在だった。野球漫画「あぶさん」では、主人公の「あぶさん」こと景浦安武が南海、ダイエー、ソフトバンクとホークス一筋で活躍。実在選手との交流が描かれた。2009年の現役引退に際しては、ヤフオクドーム(当時)の本拠地最終戦で引退セレモニーが行われた。
親交の深かった王球団会長は「水島さんは南海・ダイエーとホークスが弱い時に支えていただいたホークスの恩人です。心からご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。
球団側の感謝は尽きない。フロントの一人は、2004年オフに親会社がダイエーから変わる激動期に「孫・ソフトバンク」のホークスに対する姿勢を表現してくれたことへの感謝も口にした。
「ダイエーからソフトバンクになり『大きくチームが変わってしまうんじゃないか』というファンの方もいた中で、孫オーナーの世界一への熱い思いや、王さんとの信頼関係を『あぶさん』の中で描いていただいた。丁寧な取材に基づき描かれる方で、球団の目指すところを理解していただき『変わらないよ』ということを発信してもいただきました」。
パ・リーグ人気の向上に貢献した水島さん。「あぶさん」では球団の裏方にスポットライトを当てたこともあった。ホークス歴代OBからも悼む声が続々と上がっている。












