本気か。FMW―E率いる〝邪道〟大仁田厚(64)が、全日本プロレスの3冠ヘビー級王座挑戦を表明だ。

 団体は7月の旗揚げから19日の「CARNIVAL」(神奈川・鶴見青果市場)で6回目の興行を迎えた。壮絶な電流爆破デスマッチに、これまで〝テロ〟を疑った市民の通報により警察が出動したり、今回も消防からの指導で「邪道ロケット」が〝押収〟されるなどギリギリの挑戦が続いている。

 それでも大仁田は「俺たちは不器用だから、こんなことしかできない。でも、世の中こんなことでも一生懸命やる人間がいることを忘れないでほしい」と訴え、会場を沸かせた。

 2021年の集大成に位置づけられたこの日の「電流爆破ハードコアランブル」では、有刺鉄線電流爆破ロープに地雷マット、バット、ギター、イス、机と、これまでに使用された数々の凶器が用意された。

 試合は計20人が入り乱れる展開で、大日本プロレスの〝怪人〟アブドーラ小林(45)と大仁田がミスター・ポーゴを地雷マットに叩き落とすと、雷神矢口が小林、ポーゴをバッドで爆破。最後は大仁田が握ったギターが矢口に炸裂し、勝利を収めた。

 試合後、小林は「次にここでやるのは何月だ? 春か? 春には俺は3冠王者になってお前の前に立ってやるからな!」と宣言。来年1月2日の全日本後楽園ホール大会で3冠王者ジェイク・リーへの挑戦が決まっていることから、ベルトを奪取して再びFMW―Eのリングに戻ってくるつもりのようだ。

 すると、大仁田は「(ベルトを)巻いてこいよ。俺が挑戦するよ」と早くも迎撃態勢。全日本は大仁田の古巣だが、3冠王座への挑戦経験はない。来年3月まで〝冬眠〟する邪道マットに今後も注目だ。