中日からFA権を行使してソフトバンクに移籍した又吉克樹投手(31)が18日、福岡市内のホテルで入団会見を行った。

「一番はパ・リーグで自分がどこまでやれるかを試してみたかった。自分とは全く違うスタイルのチームに行って、新しい伸びしろを引き出したいというのがあった」と決め手について明かした。

 今季は66試合に登板して防御率1・28。一時は守護神も務めた。タフネスさも売りでリリーフ陣に厚みが増すのは間違いない。「困ったときに又吉。誰かいないときに又吉。今年は抑えもさせてもらった。言われれば、どこでもいく。その中で代わりのない存在になりたい」。7、8、9回だけでなく、ワンポイントも含めた〝ジョーカー役〟にも名乗りを上げる。

 グラウンド外の活躍にも期待できそうだ。中日時代からSNSで選手のオフショットなど、ファンが喜ぶ発信をしており「又吉広報」とも呼ばれた。球場に来ることができないファンにも楽しんでもらうことが目的で、多くの選手にスポットライトを当てたいとの思いがあるという。

 新天地でもチームのPRに一役買う。会見場でさっそく三笠GMに「やってもいいのでしょうか」と確認。許可を得ると「ドラゴンズの時と変わらないように、タイミングを見て写真をあげていきたい」と〝広報活動〟にも腕をぶした。

 現在は中日・立浪監督の方針で、シーズン中に生やしていたヒゲを剃っている。もっとも、来季は〝ヒゲのセットアッパー〟としてフル回転するつもりだ。「多分、生やしていると思います。毎日剃るのは大変ですし」。

 ヒゲといえば藤本監督のトレードマーク。指揮官は日本一達成時に剃る公約も掲げているが「僕も一緒に剃りますと言えるようにしたい」と口にして笑顔を浮かべた。

 4位からのV奪回を目指す2022年シーズン。チームにとって8年ぶりのFA補強となった背番号14が頼もしい存在となりそうだ。