ソフトバンク・真砂勇介外野手(27)が14日、ペイペイドームで契約更改交渉に臨み、500万円アップの年俸1400万円でサインした。プロ9年目の今季は、自己最多79試合に出場。シーズン序盤に存在感を見せたが、中盤以降に低迷し打率2割5分4厘、1本塁打、8打点と振るわなかった。「去年、今年とチームに貢献してくれた」と球団からは労われたが「納得するものは残せなかった」と悔しさをにじませた。

 意外にも1時間超のロング交渉だった。球団に意見したのは「ペイペイドームでの打席の見え方」について。「暗いのか、明るいのか分からないですが、個人的には見えにくい」。年に一度、フロント幹部と膝を突き合わせる貴重な機会。「契約更改で言い訳になってしまうかもしれないですけど、やっぱりペイペイドームの成績もあまり良くなかった。僕の個人的な目の問題なのかもしれないですが、基本速く見える。そういうことを伝えさせてもらいました」。

 今季ペイペイドームでは50打数10安打、パ球団の本拠地球場別成績でワーストの打率2割。真砂が特に気にした数字は、他球場との比較で突出した24三振だった。「(ペイペイドーム以外で)打席数が少ないというのはあるんですが、僕が言っていることと合っているのかなと。見えにくいです」と訴えた。

 同僚への〝聞き取り調査〟では「確かに速く見えるという人もいれば、そこまで感じていない人もいる」という。「僕の目の問題なのか、ライトの問題なのかは分からないです。ドームだけというなら京セラドーム(今季成績9打数4安打、打率4割4分4厘)とかは僕の場合は速く見えない。ここの球場が速く見える」と明かし、原因がつかめないもどかしさをにじませた。

 三笠GMは「こういう申告は初めて。他の選手も感じているのか、感じていないのか、ヒアリングを進めていきたいと考えています」と、まずは選手の声を集めて今後の対応を検討する方針だ。(金額は推定)