損して得取れとなるか――。中日から国内FA権を行使していた又吉克樹投手(31)が13日にソフトバンク入りが決まった。〝古巣〟となってしまった中日の加藤球団代表は「FAは選手の権利だし、彼がそれを行使して他球団に行くのは尊重したい」と残念がったものの、相手は人材豊富なソフトバンク。又吉はBランクで金銭のみという選択も可能だが、人的補償を求めることになりそうだ。

 ソフトバンクの28人のプロテクト名簿から漏れる選手となれば若手有望株はもちろん、実績のあるスター選手など超掘り出し物が含まれている可能性は十分にある。中日関係者は「まさにソフトバンクは人材の宝庫だからね。三軍制でとにかく選手層が厚いし、又吉以上のとんでもなくポテンシャルの高い選手が獲得できるチャンスはある」と色めき立っている。

 実際、今季限りでソフトバンクを戦力外となった川島慶三内野手(38)は楽天で支配下、渡辺雄大投手(30)は阪神、釜元豪外野手(28)は楽天でいずれも育成契約を結ぶなど他球団では引く手あまた。今季66試合の登板で3勝2敗8セーブ、33ホールド、防御率1・28のタフネス右腕を失うのは痛いが、意外な展開になっても不思議ではない。