FA1年目を未勝利で終えた巨人・井納翔一投手(35)に〝号泣〟復活のススメだ。9日に現状維持の1億円(推定)で契約を更改した右腕は「期待を裏切って申し訳ない」と謝罪した。崖っぷち右腕にチーム内からは「試合で泣いてたころを思い出せ」との猛ゲキが飛んでいる。
DeNAからFAで2年2億円(推定)で移籍した井納は入団会見では原辰徳監督(63)から「150イニング」を期待された。だが新天地1年目は5戦で0勝1敗、防御率14・40、登板わずか5イニングと散々なモノとなった。
もちろん自業自得だ。開幕前、自分の不注意で頭部裂傷を負い登板日がずれると、新天地デビュー戦となった中日戦(3月31日、ナゴヤドーム)で2回途中4失点と炎上。二軍落ちとなるとその後、一軍先発の機会はなかった。
あまりのふがいなさに背番号21は契約更改後の会見で「球団、監督、コーチ、ファンの方々、大いに期待を裏切ってしまったので本当に申し訳ない」と頭を下げた。契約最終年となる来季は背水で臨むことになる。
そんな右腕にチーム内からは「プロ2、3年目の時のように、涙を流しながら試合に臨んだ気持ちを思い出せ」との声が上がった。
どういうことなのか。NTT東日本から2012年ドラフト3位でプロ入りした井納は1年目ですでに27歳。年齢的には落ち着いていてもおかしくないが、試合中にマウンド、ベンチで度々、涙を流す「号泣男」として名前が知れわたった。
14年4月5日の広島戦(マツダ)ではプロ初完投目前で9回無死満塁のピンチを迎え降板。すると人目をはばからず号泣した。カメラに写らないロッカールームで泣くことも多く、本人が「(1年で)5、6回泣いた」と明かしている。
その一方で成績はキャリアハイの11勝9敗をマーク。その後も15年7月10日のヤクルト戦(神宮)、16年9月6日ヤクルト戦(横浜)と井納の「号泣」は続いた。
キャリアを重ねていくウチに涙もカゲを潜めたが、成績は14年をピークに右肩下がり。「今、試合で泣くぐらい必死にやっているのかどうか。首脳陣の信頼を勝ち取るのは並大抵のことでは無理」と井納をよく知る球団関係者は指摘する。
この日も「宇宙人」の先輩であるビッグボスこと日本ハム・新庄剛志監督(49)を「尊敬してます」と話す一方で、捕手とのコミュニケーション不足を不振の理由に挙げるなど、今ひとつ危機感は感じられず。
大竹が引退しコーチとなったため、現時点ではチーム最年長投手。「桑田(投手チーフ)コーチからまだまだ動けると言われたので。(キャンプ)初日からルーキーのようにコミュニケーションを今まで以上にとっていければ」と、腕をぶす井納がルーキー時代のような涙の力投を見せられるか。












