ソフトバンクの大関友久投手(28)が自身の異変に〝アンサー〟を出した。13日は、みずほペイペイドームで行われた投手指名練習に参加。ランニング、キャッチボールなどを行うと、この日は室内ブルペンではなくグラウンドのマウンドへ。1球1球、呼吸を整えながら58球を投げ込んだ。
その投球にはこれまでと異なる変化があった。それが「ノーワインドアップ」だ。昨季「最高勝率」のタイトルを獲得した左腕は、新たな投球フォームとしてワインドアップに挑戦。宮崎春季キャンプからその取り組みに注力し、一定の手ごたえを感じていた。
だがシーズンが開幕すると左腕には〝春の異変〟が生じた。そのひとつが明らかな球速低下だ。開幕から2試合の平均球速は「140・0キロ」。もともと球速で勝負するタイプではないが、昨年から2キロ以上の低下、オープン戦の最高球速をシーズン開幕後も上回ってこない事実はひとつの懸念点だった。前回登板の西武戦(7日、みずほペイペイ)では5回6失点(自責5)で敗戦投手に。充実のシーズンを過ごすためにも、その原因究明は必須命題だった。
大関が導いた〝アンサー〟とは──。それは投球フォームを元に戻すことだった。もともと、ワインドアップにすることで「肩甲骨の動きが少し固まるところはあった」という左腕。それ以上のメリットを感じて、これまではあえて目をつぶっていたが「出力を出して腕を振っていくところに関してはマイナスになっている可能性がある。優先順位として外そう」と決断を下した。スピードに頼らない投球術を持ち合わせるが、それは球速を捨てていることと同義ではない。シーズンの長さを知る背番号47は「前の登板がああいう結果になっていてもいなくても、あの出力のまま今シーズン(やって)いこうとは思ってなかった」と語った。
これまでも逆算によっていくつもの答えを出して、結果を残してきた大関。今回の〝アンサー〟は左腕を快投へと導いてくれるだろうか。












