序盤戦とはいえ、すでに勢力図の輪郭は浮かび上がりつつある。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」(電子版)が13日(現地時間)に配信した最新のパワーランキングで、ドジャースが全30球団のトップに据えられた。
各球団が開幕から5~6カードを消化した段階での格付けだが、CBSは単に戦力の総額だけでなく「育成力」まで含めてドジャースを高評価。その象徴としてアンディ・パヘス外野手(25)が同日時点の開幕15試合で打率4割2分9厘、4本塁打、17打点を残している点をクローズアップしている。ドジャースはナ・リーグ西地区首位を独走中で、大谷翔平投手(31)、山本由伸投手(27)ら投打の主力をそろえる陣容に「若手の伸び」までかみ合っている。
同メディアの評価で興味深いのは、序盤の失速から持ち直した球団を強く意識している点だ。2位ブレーブス、3位パドレスに続き、4位ダイヤモンドバックス、11位アスレチックス、15位ツインズと、開幕直後の空気を塗り替えたチームが目立つ。
パドレスは2勝5敗スタートから10勝6敗まで立て直し、アスレチックスも3勝7敗からニューヨーク遠征5連勝を含む8勝7敗の五分圏に戻した。ダイヤモンドバックスも開幕3連敗後に盛り返して9勝7敗。CBSが「この先はダーツボードで決めるしかない」と表現した通り、勝率5割前後に多くの球団がひしめく大混戦の序章でもある。
見逃せないのは、そのランキングの随所に日本人選手の現在地も刻まれていることだ。13位カブスには鈴木誠也外野手(31)と今永昇太投手(32)がいる。17位メッツは千賀滉大投手(33)を抱え下位に目を配ると、21位エンゼルスには菊池雄星投手(34)。25位レッドソックスには吉田正尚外野手(32)、26位ホワイトソックスには村上宗隆内野手(26)、27位ロッキーズには菅野智之投手(36)、28位ブルージェイズには岡本和真内野手(29)がいる。
もちろんドジャースの「1位」は別格だ。その一方であらためてランキングを見てみると、日本人選手が所属する球団が上位争いから再建局面まで広く散らばっていることで、今季のMLBは〝追いかける導線〟が例年になく目移りするシーズンになっているとも言えそうだ。












