MLBのコミッショナーを務めるロブ・マンフレッド氏(67)が新たな制度改革を検討し始めている。

 マンフレッド氏は米ラジオ局「WFAN」のインタビューで明かしたもので、スポーツ専門サイト「アスレチック」も報じている。それらによれば、マンフレッド氏が提唱したのはレギュラーシーズンの分割案(前後期制)で、NBAカップのようなシーズン中のトーナメント開催を含む大幅な制度改革だ。

 現在は162試合のシーズンを終えた後にポストシーズンが行われているが、マンフレッド氏は「162試合制は過酷で、シーズン中にトーナメントを実施する場合、試合数削減も検討課題になる」と説明し「他競技と異なり、通算成績が重視される野球では変更はより複雑になる」とも指摘した。

 また、将来的なリーグ再編構想にも言及。ニューヨーク、シカゴなど2球団を抱える大都市では「同一地区に配置すべきではない」とし、現行の30球団から32球団に拡張することで「地理的要素を重視した再編で移動負担を軽減できるだろう」と語った。

 ポストシーズンについても、地理的再編により開始時間の不公平が是正され、ファンにとって観戦しやすくなると強調。自身は2029年1月で引退する意向を改めて示し「核心にあるのは常にファンだ」と語り、ファン重視の姿勢を貫く考えを示している。