2年連続でワールドシリーズを制したドジャースが今オフも大補強に乗り出しそうな雲行きだ。米メディアの間ではパドレスの守護神・スアレスやビシェット(ブルージェイズ)、タッカー(カブス)らさまざまな大物選手が取り上げられている。

 2年前のオフは大谷翔平投手(31)や山本由伸投手(27)、昨年もスネルらと巨額契約を結んで戦力を増強。積極的な投資を結果に反映させている一方、他の29球団のファンや批評家らかはやっかみの対象となり、すっかり「悪の帝国」も板についてきた。

 だが、米メディア「アルバット」は11日(日本時間12日)に「ポジション別の最高年俸選手は、ドジャースが悪者ではないことを示している」と異を唱えた。

 その中で引き合いに出されたのは投手では先発のウィーラー(フィリーズ、4200万ドル=約64億円)、リリーフのへイダー(アストロズ、1900万ドル=約29億円)。内野では一塁のゲレロ(ブルージェイズ、4021万ドル=約61億円)、二塁のアルトゥーベ(アストロズ、3300万ドル=約51億円)、遊撃のリンドア(メッツ、3247万ドル=約50億円)だ。さらに外野では右翼のソト(メッツ、6187万ドル=約95億円)、中堅のトラウト(エンゼルス、3711万ドル=約57億円)の2人を挙げている。

 こうした全体的に年俸が高額になりつつある傾向について「才能への投資が特定のチームに限ったことではなく、リーグ全体の傾向であることを示している」と断定。「ドジャースは大谷翔平やムーキー・ベッツといった名選手を擁しながら、均衡が取れた給与体系を維持することに成功している。年俸記録を破ることよりも、選手層の厚みとバランスに重点を置いている」と評し「結論としてドジャースがMLBにおける支出の『悪役』である見方は成立しない。重要なことはチームが勝つためにいかに予算を使うかということだ」と結んでいる。

 ドジャースへの反感が消えることはなさそうだが、それもまたスター集団の宿命といえるかもしれない。