ドジャースの大谷翔平投手(31)は9日(日本時間10日)に本拠地ロサンゼルスでのフィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)に「1番・DH」で先発出場し、4打数無安打、2三振だった。チームは延長11回の熱戦を2―1でサヨナラ勝ちして、2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 天敵に苦しんだ。左腕サンチェスとは4日(同5日)の第1戦で3打席連続三振、今季のレギュラーシーズンも6打数1安打、5三振で通算16打数4安打2打点、6三振だった。

 初回先頭は初球、内角の94・9マイル(約152・7キロ)のシンカーをスイングするも、ボールの上っ面を叩いて三邪飛に倒れた。3回二死一塁は1ストライクからの2球目、内角低めの96・7マイル(約155・6キロ)のシンカーにバットを合わせて逆方向へ。痛烈なゴロを三塁手・ボームが捕れずに左前へ抜けた(記録は三失)。続くベッツの一、二塁間を抜けようかというゴロを一塁手ハーパーが飛びついて捕球し、先制点を奪うことはできなかった。

 6回先頭は内角のシンカー2球で追い込まれた3球目、外角低めの87・4マイル(約140・1キロ)のチェンジアップに体勢を崩され、空振り三振。

 1点を追う7回は二死二、三塁の一打逆転のチャンスで回ってきた。マウンドは守護神デュランだったが申告敬遠。続くベッツが押し出しの四球を選んで1―1の同点とした。

 8回から登板した佐々木朗希投手(23)が3回を9人で片付けて迎えた10回先頭は4番手の左腕ルザルドに2球で追い込まれると、3球目の外角低めの89・2マイル(約143・6キロ)のスイーパーに手が出ず見逃し三振。

 延長11回、二死満塁でパヘスの内野ゴロを弾いた投手カーカリングが本塁へ悪送球、三走キム・ヘソン(金慧成)が本塁を駆け抜け劇的なサヨナラ勝ちした。

 チームは2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めたが、自身の打撃に不満が残る。フィリーズが誇るサンチェス、ルサルド、スアレスの左腕トリオ相手に無安打で、地区シリーズは第2戦に右前適時打を放ったものの、その後は凡打の山で18打数1安打、打率5分6厘、9三振で終わった。

 中継したNHKBSのインタビューに「左バッターにとってなかなか、思い通りにいかない打席というか、相手も素晴らしいピッチングをして、失投も少なかった」と振り返った。

 相手は決まっていないが、リーグ優勝決定シリーズでは投手で白星を稼ぐだけではなく、チームを勝利に導くアーチを連発する。