マリナーズのカル・ローリー捕手(28)は16日(日本時間17日)に敵地カンサスシティーでのロイヤルズ戦に「2番・捕手」で先発出場し、スイッチヒッターの最多記録を更新する55号、ケン・グリフィーJrの球団記録に並ぶ56号と2打席連発弾を放った。

 1本目は3回先頭。右腕ワカのカウント1―1からの3球目、内角のカーブを豪快に振り切った。角度36度、打球速度109・5マイル(約176・2キロ)の打球は右翼席に飛び込んだ。飛距離419フィート(約127・7メートル)の55号だ。これで1961年にミッキー・マントル(ヤンキース)が記録した54本塁打を抜き、スイッチヒッター最多本塁打とした。

 2本目は4回無死一塁、左腕リンチの初球、外角高めのチェンジアップを捉え、角度23度、打球速度106・1マイル(約170・8キロ)で中堅バックスクリーンに運んだ。実況は「この男は信じられない」と絶叫。2打席連発の56号は飛距離425フィート(約129・5メートル)だった。これでグリフィーJr.が88年に記録した球団記録に並んだ。

 この時点でリーグ2位48本塁打のヤンキースのジャッジを8本リード。また、ジャッジが2022年にマークした62本塁打にア・リーグ記録まであと6本とした。マリナーズはこの試合を含めて残り12試合。リーグ記録を更新すればジャッジがリードしているとされるア・リーグMVP争いの逆転も見えてくる。