第96回選抜高校野球大会の第7日第1試合は明豊(大分)が健大高崎(群馬)の試合巧者ぶりにしてやられた。初回に先発の一ノ瀬(3年)が一死一、三塁のピンチを招くと、4番・箱山(3年)の当たり損ないの投ゴロの間に三走が本塁突入。野選でよもやの先制点を与え、続く森山(3年)に中犠飛を許した。6回には2番手のエース・野田(3年)がマウンドに上がり、一死三塁から田中(3年)のニゴロが再び野選となって追加点。適時打を封じながらも健大高崎の走力の前に劣勢を強いられた。
打線は左腕の佐藤、石垣の2年生コンビにわずか3安打に抑えられ、0―4の零封負け。2021年以来の8強進出はならず、川崎監督は「打てなかった。向こうに優位に試合を進められた。県内の練習試合では難しいけど、全体としてああいういいピッチャーをどうやって打ち崩していくか。攻撃の幅を広げていかないといけない」と顔をしかめた。
機動力はチームの持ち味だったが、相手にお株を奪われた。野選での失点について指揮官は「守りのミス、判断ミスがあった。1点目は(三走が)ラインのギリギリに立って直線の最短距離で点が入った。ピッチャーへの当たり損ないのはファーストでもよかったかもしれない」と振り返り、捕手の山内主将(3年)も「機動破壊のチームなので走力は警戒はしてたけど、警戒しきれなかった部分が出た」と悔しさをにじませた。












