第96回選抜高校野球大会第5日第3試合が22日に甲子園球場で行われ、V候補の報徳学園(兵庫)は愛工大名電(愛知)に延長10回の末、3―2で劇的なサヨナラ勝ちを飾った。
先発した最速150キロ右腕・今朝丸(3年)は7回87球を投げ、8安打されながらも1失点。継投した間木(3年)も3回38球1安打無失点と好投し、ダブルエースが相手打線を抑え込んだ。
打っては1点ビハインドで迎えた7回二死一塁から代打・貞岡(3年)が左翼への適時打。執念で試合を振り出しに戻し、延長タイブレークに持ち込んだ。延長10回には2番手・間木が犠飛で1点を失ったが、その裏に再び反撃。無死満塁で3番・西村(3年)が押し出しの四球を選び、続く4番・斎藤(3年)が中堅へサヨナラ適時打を放って試合を決め、2回戦進出を果たした。
斎藤は「率直にうれしいという気持ちと、みんなのために打てたのでよかったです」と興奮した口調で振り返った。また、昨年の秋季大会から取り組んできた守備の成果が出たことを強調し「この球際の強さというのは、これまでにはなかった。甲子園球場に来て守りの良さが出ているのは、自分たちのプレーができている証拠だと思います」と胸を張った。
大角監督は4番について「今日は当たっていましたので、会心な打撃でよかったです」と喜びのコメント。そして「想像以上に守備をしっかりやってくれて粘りの野球ができた」とも続け、ナインの守備をねぎらった。〝球際の強さ〟とWエース右腕を両輪にして悲願のVまで突き進む。













