〝江川2世〟こと作新学院・小川哲(3年)を徹底攻略だ。第96回選抜高校野球大会の第5日第1試合は、昨夏4強入りの神村学園(鹿児島)が作新学院(栃木)を6―3で下した。

 相手先発のプロ注目右腕・小川哲を前に昨夏4強メンバーが躍動した。2回二死、一、三塁から、昨夏に続いて2番を任された増田(3年)が左越適時打を放ち、先制に成功。さらに、3回には昨夏と変わらず「4番・右翼」を務める正林(3年)が右翼スタンドにソロ弾を叩き込んだ。

 投げては先発・上川床(3年)が6回途中2失点の粘投。その後は3投手でリレーし、2回戦進出を決めた。今大会2号となる本塁弾を放った正林は「(小川投手に)気持ちで絶対負けないように、思いっきりスイングしにいきました。去年の夏は本塁打が出なかったので、ホッとしました」と笑顔で振り返り、次戦に向け「日本一に向けてチーム全員で気持ちを入れてやっていきたい」と意気込んだ。

 小田監督は「(作新学院の)強力打線が、いつ襲いかかってくるのか恐怖心が強かった。それでも、みんなで粘り強く戦ってくれたと思う」と安堵の表情を見せた。強力な相手先発に打ち勝ち、「小川くんのリズムで投げさせないように、心のスタミナを削るような粘り強い打席にしようと話していた。みんなでつなぐ攻撃をしてくれた」とナインをねぎらった。