テニス4大大会の全豪オープン(メルボルン)の女子シングルス2回戦が19日に行われ、世界ランキング14位の大坂なおみ(24=フリー)が同59位のマディソン・ブレングル(米国)に6―0、6―4のストレートで下し、3回戦に進出した。

 センターコートの「ロッド・レーバー・アリーナ」のナイトセッションに登場した大坂。開始と同時に強烈なサーブとレシーブを連発して一方的に試合を運んだ。このセットのファーストサーブ成功率は47%にとどまったが、同得点率はなんと100%。相手に全くスキを与えず、わずか20分で6ゲーム連取の〝ベーグル〟でこのセットを奪った。

 第2セットに入ると勢いは小休止。第2ゲームで相手のブレングルが初めてキープに成功すると、両手でガッツポーズし、勝利したかのような雄たけびを上げた。相手を勢いづかせた大坂は第7ゲームで先にブレークを許して3ー4と劣勢に立たされた。ミスをして「ワー!」と声を上げて悔しがるシーンもあったが、すぐに反撃へ。2つのブレークを含む3ゲーム連取で相手をねじ伏せた。

 勝利後のオンコートインタビューでは「オフにしっかり練習してきたリターンが良かった」と振り返りつつ「私は完璧主義者なので、過去のことと比較したくはないです。1試合ずつ頑張っていきたい」と笑顔で語った。
 
 3回戦の相手、アマンダ・アニシモバ(米国)については「素晴らしいリターン、バックハンドを持っている。若手との対戦はとても興奮する」と話した。