改めて課題が浮き彫りとなった。テニスのマドリード・オープン女子シングルス2回戦(2日)、全豪オープン覇者で世界ランキング2位の大坂なおみ(23=日清食品)は、同20位のカロリナ・ムホバ(24=チェコ)に4―6、6―3、1―6で敗れた。

 第1セットはサーブに精彩を欠きながらも、必死に食らいついたが、流れをつかむことができなかった。第2セットは第5ゲームでこの試合初のブレークに成功すると、4ゲームを連取し、ペースを握った。しかし、第3セットは終始ムホバに主導権を握られ、自分のテニスをすることができなかった。

 ハードコートでは安定したプレーを見せる大坂だが、苦手なクレーコートではこの日も苦戦。30日に開幕する全仏オープンを前に、課題の残る一戦となった。