東京五輪競泳男子代表の入江陵介(32=イトマン東進)が〝取捨選択〟で状態を上げている。
大きなストロークを武器に200メートル背泳ぎを本命種目としてきた入江だったが、6月開幕の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)は同種目を回避。ここ数年は同種目で思うような泳ぎができず、レース後に嘔吐するなど、体調崩すケースが増えていたことから、19日の取材で「自分にとって200が他の種目に影響を及ぼしてしまうというところで、今回はいったん離れることにした」と決断の意図を明かした。
身体的、精神的負担の大きい種目を避けたことが、プラスに働きそうだ。「200を入れるとレース数が多い方になってしまうが、それだと最終日のメドレーリレーまでに体力的にも精神的にもちょっと超えてしまうのではとの思いがあった。200を回避することによってすごく集中できると思う」。各種目に全力を注げるだけに「メダルのチャンスはあると思っている。もう一度表彰台に上りたい」と力強く意気込んだ。
4月の日本選手権では100メートル背泳ぎで52秒88の好タイムをマークし、9連覇を達成した。30歳を超えても第一線で活躍し続ける背泳ぎのスペシャリストが再び世界の強者たちに真っ向勝負を挑む。












