日本水泳連盟は24日、東京五輪の男子高飛び込みで一度は代表が決まった西田玲雄(20=近大)への出場資格が国際水泳連盟(FINA)から付与されなかったことに「現時点でのこの発表には到底、承服することはできません」と抗議の意を示した。

 FINAは5月のW杯(東京)の上位18人の国・地域に五輪出場枠を与えると定めていたが、大会後に上位12人に参加資格を付与すると通知。西田は17位だったため資格が認められなかった。

 これに対し、日本水連は西田が大会時に参加資格付与基準を満たしていることを主張した上で「参加資格は担保されるべきとの考えに変更はありません。選手の権利を守るために、今後もFINAには説明を求めるとともに、この結論に強く抗議をしてまいります」と怒りの声明を出している。