競泳・日本選手権兼東京五輪代表選考会第3日(5日、東京アクアティクスセンター)、男子200メートル自由形決勝が行われ、松元克央(24=セントラルスポーツ)が自らの日本記録を更新する1分44秒65の好タイムで優勝。派遣標準記録(1分45秒76)を突破し、東京五輪代表の座を勝ち取った。

 一昨年の世界選手権で銀メダルに輝いた松元。準決勝は余力を残しながらも、全体トップの1分47秒61で通過した。この日のレースは五輪を見据え、1分44秒台を目標にスタート。前半から果敢に攻め、最初の50メートルを24秒17で入ると、日本記録を上回るペースで100メートルを折り返した。その後もペースを落とすことなくフィニッシュ。

 レース後、松元は「やってきたことを信じて泳ぎ切ることができた。こうやってしっかり強化してきて、ここぞってところでタイムを出すのはあとは五輪だけなので、ここで出せたのは自信になる」と手応えを口にした。