女子ゴルフの笹生優花(20=ICTSI)が5月31日、連覇のかかるメジャー第2戦「全米女子オープン」(2日開幕、ノースカロライナ州・パインニードルズロッジ&GC)へ向けて公式会見を行った。

 昨年は畑岡奈紗(アビームコンサルティング)とのプレーオフを制して優勝。ツアーメンバーの権利を勝ち取り、米ツアーへと戦いの舞台を移した。あれから1年。試合会場などには、自身が掲載されたポスターがいたるところに貼られている。前年優勝者の〝特権〟には「私を見ていて疲れませんか? でも気持ちよく感じるし、ちょっと照れる。(全米女子オープン優勝は)一生を変えるもので、素晴らしいこと」と語った。

 過去に連覇を達成したのは7人。そのうち1996年のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、01年のカリー・ウェブ(オーストラリア)が、今回のコースで連覇を果たしている。過去3回(96、01、07年)開催で連覇が2回というのはかなりの高確率だが「アニカやカリー・ウェブと比べたりはしない。2人は素晴らしい選手であり、レジェンド。自分はベストを尽くしたい。そしてどんな結果でも感謝したい」と冷静に受け止めた。