マスターズで復帰したタイガー・ウッズ 次の大舞台に7月「全英オープン」を据えた背景

2022年04月12日 06時15分

「マスターズ」は47位に終わったウッズ(ロイター)
「マスターズ」は47位に終わったウッズ(ロイター)

 復活Vへの〝青写真〟とは――。米男子ツアーメジャー初戦「マスターズ」(ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC)で電撃復帰したタイガー・ウッズ(46=米国)は通算13オーバーの47位に終わった。昨年2月の自動車事故で重傷を負った右脚は万全ではなく、痛みを抱えながらも4日間を完走。ホールアウト後は総立ちのパトロンから惜しみない拍手が送られた。

 過去5勝の大会で13オーバーは自己ワースト。決勝ラウンドは2日連続で78を叩くなど本来の実力は発揮できなかった。それでも「プレーできるかは数週間前でもわからなかったけど、マスターズで4日間戦えた。ファンの声援に感謝したい」と満足感も漂わせた。

 まだ右脚の状態も含めて復調途上にある中、ウッズは英国のスポーツ専門チャンネル「スカイ・スポーツ」に7月の「全英オープン」(セントアンドリューズ)への出場を明言。その一方で「全米プロゴルフ選手権」(5月)と「全米オープン」(6月)については態度を保留した。米ツアーに詳しいゴルフ関係者はウッズの思惑を次のように推測する。

「平坦で距離が比較的短いセントアンドリューズなら勝機ありと考えたのでは。得意のオーガスタでも今年は距離が伸びて過去最長(7510ヤード)となって、この距離ではウッズが勝つのは難しい。それ以上に長くなりそうな全米プロや全米オープンへ簡単に『出る』とは言えないでしょう」

 気になるケガの回復については、J1鹿島のチームドクターで西大宮病院院長を務める整形外科医の関純氏は「骨のほうがくっついていれば、あとは周りの筋肉がついていけば、今後も問題なくプレーしていける」。さらにトレーニングを積んでいけば、時間とともに患部は良化していくとの見方を示している。

 ウッズは聖地で復活優勝というストーリーを完成させられるか。今後の動向に注目だ。

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