北京五輪フィギュアスケート女子銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ(17=ロシア)が、演技終了後に感情を爆発させた当時を振り返り、〝恨み節〟だ。

 同門であるカミラ・ワリエワ(ロシア)のドーピング発覚に揺れた北京五輪で、トルソワはアンナ・シェルバコワ(ロシア)に続く銀メダルとなったことで悔しさから感情的になってしまい、師匠のエテリ・トゥトベリーゼ氏に対し「あなたは全部知っていた!」と非難し、抱擁を拒否。「私はこのスポーツが嫌い! 二度とやらない」などと爆発した様子がテレビカメラに映り、世界中に放映されてしまった。

 トルソワはロシア「スポーツ24」のインタビューで当時を回想。「『撮らないで、ここから出たい』とお願いしたんです。でも出してもらえなかった。それにカメラはいたるところにありました。他のスケーターが滑っている時、インタビューを求められた時も逃げようとしたけど、行き場がなかった。もちろん、人前で泣くつもりはなかったけど」と、撮影を拒否したが応じてもらえず、逃げられなかったと明かした。

 以前、国内大会で泣いた際にファンから「もう泣かないでください」と言われたことをきっかけに、どんな場面も感情を隠し、笑顔を絶やさないように心がけてきたという。「でも五輪の時は、私のキャパシティーを超えていた。こうするしかなかった」と語った。17歳の少女にとって、何とも過酷な日だったに違いない。