フィギュアスケートのアイスダンスで活躍する〝かなだい〟こと村元哉中(29)&高橋大輔(36=ともに関大KFSC)が21日、サポートを受けるスカイコート株式会社(東京・新宿区)を表敬訪問。大勢の社員が拍手で迎える中、2人はスーツ姿で登場し、花束を贈呈されると笑顔で受け取った。

 結成2年目の今季は北京五輪に出場できなかったが、四大陸選手権で日本勢初の表彰台となる銀メダルを獲得。激動の1年を振り返った村元は「皆さんのサポートがあったからこそ。大ちゃんと組むことによってアイスダンスの魅力を世界に見せられたと思う」、高橋も「温かいサポートをくださったので大好きなスケートを続けることができた」と感謝した。

 来季もカップル継続するか否かに注目が集まるが、高橋は「今後につきましてはボクたちは話し合ってないというところもあるので」と言いつつも「またいろんなことにチャレンジしていけたらいいと思いますし、応援よろしくお願いします」と前向きに語った。

 一方、社員からの質問コーナーで「今季の一番の思い出は?」と問われると、高橋は「2大会連続で衣装を忘れて行ったんです」と、知られざる〝大ポカ〟を告白した。

「最初が全日本選手権のリズムダンス。メークしたり準備でバタバタしてしまって。途中で気付いて何とかなったんですけど(本番で)転倒しちゃった。それで2回目の四大陸でも忘れて、全日本のミスがよぎって本番で転倒。2回目に忘れた時、ちょっと(村元の)顔が本気で怒っていた。ごめんなさい(笑い)」

 2度の衣装忘れ、そして転倒。思わぬジンクスを打ち明けた高橋は「もう絶対に衣装を忘れてないって思いました」と宣言。村元は隣で笑みを浮かべ、思い出深い大会として「四大陸で日本歴代初の銀メダルを取れたのはすごいこと。今でも思い返すと鳥肌が立ちます」と話した。