フィギュアスケート男子で2006年トリノ五輪金メダルのエフゲニー・プルシェンコ氏が、母国ロシアによるウクライナ占領地域でのアイスショー開催に改めて強い意欲を見せた。

 プルシェンコ氏はウクライナ東部の親ロシア派勢力が支配する「ドネツク人民共和国」でアイスショー開催を計画している。同共和国は2014年に一方的にウクライナからの独立を宣言し、今年2月にロシアが「独立国家」として承認。ロシアはその直後にウクライナへ軍事侵攻を開始している。

 こうした中、ロシアメディア「スポーツ・エクスプレス」は「プルシェンコは『ドネツクのショーは間違いなく行われる。絶対にだ!』と語った」と題する記事を掲載。プルシェンコ氏は同メディアに対して「ドネツク人民共和国でのショーは、もう少し状況が楽になったときに必ず行われる。私たちは必ずドネツクにやってくる。ロシアのスポーツ大臣も支持してくれたし、いいアイデアだと思う。私たちはそれに取り組んでいる。われわれは間違いなく来るだろう」と断言した。

 プルシェンコ氏を巡っては、自らが主催して開催した9日のアイスショーが「ロシア軍称賛」として批判が集中。参加選手からも政治色の強いイベントのあり方に疑問の声が上がっていたが、フィギュア界の〝皇帝〟は全く意に介していないようだ。