ヒロインたちが京都の地を駆け抜ける――。全国都道府県対抗女子駅伝(16日、たけびしスタジアム京都発着=9区間42・195キロ)の監督会議が15日に行われ、各チームのオーダーが発表された。

 5度目の優勝を目指す兵庫は、東京五輪1500メートル8位の田中希実を4大会連続で1区に、2区では一昨年大会区間2位の好走を披露した後藤夢(ともに豊田自動織機TC)を投入。序盤で流れを作る狙いだ。

 一昨年大会覇者の京都は、1区に筒井咲帆(ヤマダホールディングス)、4区に三原梓(日本郵政グループ)を起用。駅伝巧者の戦いぶりで、アンカーを務める東京五輪10000メートル代表の安藤友香(ワコール)へタスキをつなぐ。

 群馬は、拓大のスーパー1年生・不破聖衣来を4区に起用。昨年10月の全日本大学女子駅伝でテレビ解説を務めたシドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子氏が「スターが誕生しましたね」と絶賛した大エースがどんな走りを見せてくれるか目が離せない。

 他にも東京五輪マラソン8位の一山麻緒(ワコール)は鹿児島のアンカーで、東京五輪10000メートル7位の広中璃梨佳(日本郵政グループ)も長崎のアンカーで出走予定。昨年は新型コロナウイルス禍で中止となった今大会で、一番星の輝きを放つのは果たして誰だ。