【箱根駅伝】青学大・原晋監督が目を細めた攻めへの意識改革「チーム全体で浸透。それが強さ」

2022年01月03日 19時36分

圧倒的な力を見せつけた青学大が2年ぶり6度目の総合優勝。原晋監督は拳を握りしめた(東スポWeb)
圧倒的な力を見せつけた青学大が2年ぶり6度目の総合優勝。原晋監督は拳を握りしめた(東スポWeb)

 攻めの意識改革だ――。第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日、行われ青学大が2年ぶり6度目の総合優勝を飾った。

 前日に2位の帝京大に2分37秒差をつけて2年ぶり5度目の往路Vを奪取。この日も首位を死守し続け10時間43分42秒の大会新記録をマークするなど圧倒的な力を見せつけた。

 圧巻は9区・中村唯翔(3年)と10区・中村啓敦(3年)の〝区間新コンビ〟の走り。8区からタスキを受けた時点で2位との差は4分32秒と、大勢が固まりつつある中で、攻めの姿勢を前面に出した。2人によるラストスパートで後続を一気に突き放し、10分51秒差でフィニッシュした。

 攻めへの意識改革がもたらした結果だった。レース後の会見で原晋監督(54)は「学生たちは自ら立つ『自立』、自分を律する『自律』を持っている。自分に足りないのは何か、課題、目標は何かというのを一人ひとりが考えて実行するシステムを、チーム全体で浸透している。それが強さ」と勝因を語った。

 昨年11月の全日本大学駅伝では主将でアンカーを務めた飯田貴之(4年)が敗れて2位となった。この反省を今回の勝利につなげたという原監督は「私の采配、指示ミスだった。飯田は押していく選手なのに、(先頭に)付いてラストに懸けろという指示で最後は負けてしまった。2人で話し合い『迷ったら攻めろ』と。駅伝に限らず人生においての合言葉にもなったが、そんな中で選手がパワフルな攻めのレースをしてくれた。9区、10区は安全パイのレースパターンもあったのに、学生自らが意思表示し、結果として記録を出した」と目を細めた。

 飯田も「一人ひとりが自分の走りをして、何があっても崩れないチームにしようと話し合った。自分たちの力を発揮できれば、他を圧倒する力があるとも話した。崩れないチームを体現できた」と自信を見せる。攻めへの意識改革を勝利で証明した。

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