マラソン五輪代表そのまま 瀬古リーダーの思い届いた

2020年04月18日 16時40分

 先手必勝が奏功したか。日本陸連はテレビ会議形式での理事会を開催し、東京五輪の延期が決定する以前に獲得したマラソン代表権の維持を正式に決定。男子の中村匠吾(27=富士通)、服部勇馬(26=トヨタ自動車)、大迫傑(28=ナイキ)、女子の前田穂南(23=天満屋)、鈴木亜由子(28=日本郵政グループ)、一山麻緒(22=ワコール)を承認した。

 マラソン代表に関しては東京五輪の1年延期が正式決定した翌日(3月25日)、日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(63)が「自信をもって選んだ6人」と早々に公言し、内定者の出場権維持のムードを高めていた。理事会を終えた麻場一徳強化委員長(59)は「アスリートにとって先が見えないのは一番不安でストレス。自分たちの立場はどうなるのか、という不安が取り除けたのは前進だと思っています」と説明した。

 モスクワ五輪ボイコットの悲劇を知る瀬古氏の熱き思いが現実となった。