イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドが、今夏に退団の意向を伝えたとされる理由は「メッシ恐怖症」にあると英紙が指摘した。

 ロナウドは今夏に退団の意向をクラブ側に伝えたと現地メディアで一斉に報じられ、去就に注目が高まっている。

 そうした中、英紙「ミラー」は「ロナウドが自らの欧州チャンピオンズリーグ(CL)の得点記録を(FWリオネル・)メッシ(パリ・サンジェルマン)に追いつかれることを恐れている」と報じた。

 ロナウドはトップチームデビュー後の2003年以降、毎年CLに出場してきた。CLでの141ゴールは歴代最多得点記録だ。しかしマンチェスターUは2022―23年シーズンのCL出場権を得られず、残留すれば出場できない。

 ライバルのメッシがCL通算得点数で16ゴール差で続いており、大幅に差を詰められるか、メッシが爆発的に活躍すれば逆転される可能性すらある。そうした状況のため、同紙は「ロナウドはCL得点記録を考えてマンチェスターUを出たいと思っている。ロナウドはプライドが強い選手だ。CL歴代最多得点者の地位を死守したい。だからCLに出られないチームを去ろうとする。それがロナウドだ」と強調した。

 また、マンチェスターUがCLに出場できないことでロナウドは多額のCLインセンティブも手にすることができず〝実害〟も出る。

〝ミスターCL〟のロナウドにとっては、参戦できないことは許しがたいようだ。