今オフに向けて退団志願者が続出しているイングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドは、イレブンの移籍を〝封印〟することになったと、英紙「ミラー」が伝えている。

 同紙によると、マンUではフランス代表のFWアンソニー・マーシャル(セビリアにレンタル中)をはじめオランダ代表MFドニー・ファンデビーク(エバートンにレンタル中)、イングランド代表GKディーン・ヘンダーソン、元同代表DFフィル・ジョーンズら「少なくても6人が今夏の退団を希望している」という。

 ただ、マンUでは今季限りで契約満了となるフランス代表MFポール・ポグバやウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ、スペイン代表FWフアン・マタら6人の退団が確実視されている上、性的暴行容疑で逮捕されたイングランド代表FWメイソン・グリーンウッドの復帰メドも立っていない。このため「今年の夏にチームを去りたいと思っている不幸なマンチェスター・ユナイテッドの選手たちは、契約が切れていない限り、出て行くことができない」というわけだ。

 また、現在リーグ7位で来季の欧州チャンピオンズリーグ出場となる4位以内の確保が難しいことから、〝治外法権〟となるポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドの来季去就が微妙なことも追い打ちをかけており、退団希望の選手たちは厳しいオフを迎えることになりそうだ。