FIFA(国際サッカー連盟)は14日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)決勝戦でハーフタイムショーを開催し、韓国のボーイズグループBTSやマドンナ、シャキーラが出演すると発表した。だが、世界のサッカーファンは「ハーフタイムショーそのものがサッカーに馴染まない」との声を上げていると米紙ニューヨーク・ポストが伝えた。

 決勝戦は7月19日に米東海岸・ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行われるが、サッカーW杯でのハーフタイムショーは前代未聞。米国の国民的行事であるアメリカン・フットボールのNFLスーパーボウルさながら、人気アーティストたちによるスペシャルステージが用意されるという。

 だが問題は、「米国人よりもサッカーに熱心な海外のファンは、サッカー最高峰の試合でこのようなエンターテイメントショーが行われることに違和感があること」だと同紙は指摘。一部のXユーザーたちは、この企画に懐疑的な意見を投稿している。

 あるXユーザーは、「そんなのいらない」と一蹴し、別のユーザーは、「シャキーラが『ワカ・ワカ』(2010年南アW杯の公式ソング)を披露するのは確かに感動的かもしれないが、マドンナとBTSは無理やり感がある」と投稿した。

 また、別のユーザーは、「米国が何でもかんでも米国化しようとしているのが嫌だ」とツイート。「スーパーボウルのようにハーフタイムショー目当てで見るわけではない。W杯はサッカーと選手を見るために観戦するのだ」と主張した。

 毎年2月に行われ、NFLの優勝決定戦であるスーパーボウルのハーフタイムショーは、賛否両論を巻き起こした今年のバッド・バニーによるパフォーマンスや、2007年のプリンスの壮大なショーのように、試合を約30分間中断させるほどの大掛かりな演出で知られている。

 同紙は、サッカーのハーフタイムは通常15分だが、BTSなど3組のアーティストの出演が組まれていることから、ハーフタイムショーが時間内に収まるのか課題となるとしている。

 ジャンニ・インファンティーノFIFA会長はインスタグラムでハーフタイムショーについて、「特別な目的のためにスポーツ界最大の舞台で音楽とサッカーを融合させる」と強調し、FIFAグローバル・シチズン教育基金への支援を目的としていると説明した。