イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドが、来季の残留を決意したとスペイン紙「アス」が報じた。

 C・ロナウドは、今季限りの暫定として今季途中に就任したラルフ・ラングニック監督と折り合いが悪く、チームが来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権(リーグ4位以内)を逃した場合、昨夏に結んだ2年契約をまっとうせずに、今夏に12年ぶりに復帰した古巣を去るとの見方も出ていた。

 しかしC・ロナウドは、クラブ側が次の監督選びと補強面で、正しい選択すると確信したことで、CL出場権獲得とは関係なく残留を選んだという。この決断の裏には、CL決勝トーナメント1回戦敗退で、ドイツ人指揮官の立場が危うくなったことと無関係ではない。来季はフロントとしてクラブ残留する既定路線になっていたが、クラブ幹部が再考しているとのことだ。

 次期監督は正式決定していないが、オランダ1部アヤックスのエリック・テンハグ監督が有力視されるほか、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ監督やチェルシーのトーマス・トゥヘル監督の名前も挙がっている。C・ロナウドはマンUの新体制で再びCL制覇を目指すことになるのか。