欧州チャンピオンズリーグ(CL)の決勝(5月28日)の開催地がロシアによるウクライナ侵攻を受けて当初のサンクトペテルブルクからフランス・パリに変更された問題で、会場選択の裏にある〝疑惑〟が指摘されている。

 開催地の変更が浮上した際には英国・ロンドンのウェンブリースタジアムが有力視されたが、主催の欧州サッカー連盟(UEFA)はパリ近郊のスタッド・ド・フランスでの開催を発表した。

 スペインメディア「ミオトラリーガ」は「この機会に、(UEFAの)チェフェリン会長は予測を破って決勝をパリにすることを好んだ。物議を醸す決定は、PSGのような友好的なチームが自分たちの街で決勝を行えるようにするためだ」と指摘。かねてチェフェリン会長とPSGのケライフィ会長の蜜月関係は有名で、PSGにとって悲願のCL制覇を地元開催で〝アシスト〟したというわけだ。

 さらに「UEFAの会長は、PSGの会長に他の恩恵を担っていることも考慮に入れる必要がある。カタール人の会長は、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長がスーパーリーグを推進したとき、それに加わることを拒否してチェフェリン会長の側に立った。だからこそ、CL決勝をロシアから外した後、UEFAがパリを開催地に決定したのは当然のことだ」。昨年大騒動になった欧州スーパーリーグ構想の際、当初参加する予定だったPSGはいち早くUEFA側に〝寝返り〟。これをきっかけに同構想は離脱クラブが相次ぎ、事実上崩壊した。

 UEFAにとってPSGはピンチを救った功労者だけに、その〝ご褒美〟の一つとしてCL決勝の開催地を与えたというわけだ。

 経緯はともかく、PSGにとっては大願成就を後押しすることになりそうだ。