フランス1部パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ(23)が、今夏にイングランド・プレミアリーグのリバプール入りへと傾き始めているかもしれない。

 今年6月でパリSGとの契約を満了するエムバペは、今夏にフリーでスペイン1部レアル・マドリード移籍すると見られる。そんな中、スペイン紙「スポルト」は、1―0で勝利したレアル・マドリード(スペイン)との欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第1戦(15日=日本時間16日)がシナリオを激変させたと報じた。

 どういうことかというと、エムバペは自身のキャリアを進めるためにマドリード行きを望んでいるいるにもかかわらず、この対戦でRマドリードが欧州の舞台で戦うには劣ると感じたという。代わってエムバペの心をつかみ始めているのが、リバプール。金銭面の条件は不利とはいえ、リバプールは、ユルゲン・クロップ監督と一時代を築き、CLのタイトルをいくつも獲得しようと、同選手の説得に努めているとのことで、本人もその気になり始めているという。

 この状況にパリSGも残留のチャンスありと見て、さらなる好条件で契約の更新を迫っている。確実と見られていた今夏のRマドリード入りが揺らぎ始めてきたようだ。