新型コロナ禍により欧州カンファレンスリーグ(ECL)で没収試合の裁定が下り敗退したイングランド・プレミアリーグのトットナムが、欧州サッカー連盟(UEFA)を提訴する方針を示し大きな波紋を呼んでいる。

 トットナムは新型コロナのクラスターが発生し、ECL1次リーグの最終戦レンヌ(フランス)戦が中止に。その後UEFAの規律委員会はレンヌ戦を没収試合として0―3でトットナムを敗戦扱いにする裁定を下し、トットナムの1次リーグ敗退が決定した。

 これを受けてトットナムのコンテ監督は不満を表明。英紙「サン」などが一斉に報じたところによると「トットナムは物議を醸しているECLの敗退をめぐって、UEFAを法廷に引きずり出すと脅迫している」とUEFAを提訴する手続きを進めている。コンテ監督は21日に行われた会見で「クラブが弁護士たちとともにUEFAの信じられない裁定について対応を検討している」と明らかにした。

 トットナム側はレンヌ戦の前に新型コロナ禍を理由に延期を要請し、UEFAとレンヌも了承していたと主張。一方的な没収試合は不当として徹底抗戦する構えだ。

 欧州では新型コロナ禍が急拡大しており、今後同様のケースが続出することが予想される。イングランド屈指の強豪とUEFAによる場外バトルの行方に注目が集まりそうだ。