イングランド・プレミアリーグのアーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋(23)が11日のサウサンプトン戦で大活躍し、現地メディアが守備以外の〝あるポイント〟を絶賛した。

 冨安は右サイドバックでフル出場し、3―0の快勝に大きく貢献した。堅守はもちろん、特に目を引いたのが攻撃面だ。

 英紙「イブニングスタンダード」は冨安をチーム2位タイとなる8点と高い評価を与えたうえで「試合が進むにつれて良くなった。彼は守備で堅実だったが、さらにFWブカヨ・サカとの連係がすばらしかった」と分析した。

 前半21分の先制点の場面では、冨安とのコンビネーションから右サイドを突破したサカがFWアレクサンドル・ラカゼットのゴールをアシスト。冨安とサカのコンビは相手の脅威になり、英紙「サン」も「冨安はボールを素早く動かしてサカに最高のパスを送った」と攻撃面でも傑出した才能を見せたと称賛した。

 その6分後の2点目も冨安が右サイドからクロスを入れた流れで生まれたもので、攻撃の起点としても高いレベルで機能していることを辛口の英メディアから評価されている。

 名門で輝きを増している冨安。世界最高峰の舞台でいま最も注目を集めるDFとなっている。