スペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(33)が〝メッシ条項〟を否定した。

 アグエロがイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・シティーからフリーで移籍したのは、アルゼンチン代表でともに戦ってきたFWリオネル・メッシ(34)とプレーするためだったとされた。しかしメッシは8月にフランス1部パリ・サンジェルマンへ電撃移籍。それに伴い、アグエロも移籍するとの情報が流れた。

 しかし本人はスペインラジオ局「RAC1」に「なぜ自分の退団が話題になったのか理解できない。僕がサインしたとき、レオは実際にはまだ何もサインしていなかった。レオに関する退団条項があったわけではなく、それは(メディアが)でっち上げたものだ」と否定。純粋にバルセロナでプレーしたかったというわけだ。

 それだけに新天地にかける思いは強い。「バルセロナは、常にすべてのトロフィーを目指して戦わなければならない。ただチャンピオンズリーグの優勝候補とは思わないし、期待している人も少ないかもしれないが、注目してもらいたい」とタイトルへのこだわりを強調した。

 自身は右ふくらはぎの負傷で復帰は10月以降となっているが、メッシがいないバルセロナで下馬評を覆すような活躍を見せられるか。