16日に行われた欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦でパリ・サンジェルマン(フランス)に1―4の惨敗を喫したバルセロナ(スペイン)FWアントワヌ・グリーズマン(29)が、試合直後に母国フランスに帰郷したことで、サポーターから猛批判を浴びている。

 英紙「デーリー・ミラー」によると、試合後にバルセロナのロナルド・クーマン監督(57)は選手たちに2日間のオフを伝えた。するとグリーズマンはロッカー室を出て空港に直行。プライベートジェットで家族がいるフランス・リヨンに向かったという。

 もちろん、オフをどう過ごすかについて周囲が口を出す問題ではないが、サポーター感情は複雑。「大敗した試合への反省が見られない」といった意見に加え、試合中にDFジェラール・ピケ(34)と“放送禁止用語”で口論を繰り広げていたことが判明したことでグリーズマンに反省を求める声も出ている。

 もう一つ問題なのは、新型コロナウイルスの感染が続く中で国際間移動をしていることだ。特にグリーズマンが向かったリヨンは現在も夜間外出禁止令が発令中。規制されている午後10時から午前6時までの間にグリーズマンがリヨン市内に到着しているため“コロナ対策違反”に該当する可能性も指摘されている。

 バルサの練習再開は19日。そこでグリーズマンはどんな態度を見せるだろうか。