英国のEU離脱がプレミアリーグ直撃 外国人枠削減なら南野どうなる

2020年02月01日 16時40分

EU離脱で南野の処遇にも影響か(ロイター)

 サッカーの世界最高峰とうたわれるイングランド・プレミアリーグが、英国の欧州連合(EU)離脱(31日=日本時間1日)で大きな影響を受けそうだ。

 英紙「デーリー・メール」など各メディアによると、イングランドサッカー協会(FA)は、2010年から同リーグに代表強化を目的としたホームグロウン(HG)制度(登録選手25人のうち15~21歳までの3年以上、イングランドかウェールズのクラブでプレーした選手を8人以上登録しなければならない規定)を導入したが、EU離脱を契機にHG枠を12人まで増やす方向で検討しているという。

 まだ具体的な導入時期などは決まっていないものの、実質的な外国人枠削減となるHG増は、同リーグのリバプール移籍を勝ち取った日本代表MF南野拓実(25)の処遇を左右しかねない。リバプールなどリーグ上位クラブは、各国代表選手を多数抱えており、HG枠が増えれば、今以上に厳しい生存競争となるのは確実。今後のチーム内の戦いに敗れれば、人員整理のため、放出候補となりかねないのだ。

 もちろん、南野だけではない。同リーグのニューカッスルに所属するFW武藤嘉紀(27)ら日本勢をはじめ外国人選手の去就に影響が及ぶのは間違いないが、有能な外国人選手が減ることは、リーグ全体の人気やクオリティーの低下につながる懸念も指摘されている。

 もちろん、2018―19年シーズンの放映権料だけで約24億5600万ポンド(約3488億円)を稼ぎ出したリーグ側は現状維持を希望。HG枠増に反対の立場だが、国の政治的決断によって世界最高峰リーグは崩壊の危機に直面しており、イングランドの動向が世界サッカー界に大きな波紋を広げそうだ。