〝森保マジック〟は炸裂するか――。カタールW杯(11月開幕)へ向けて、日本代表の森保一監督(53)は17日に今後の強化方針について説明。「未招集の選手を招集することは確率的には少ない」としつつも「できるだけ多くの選手をしっかり見ていく」と本番ギリギリまで新戦力の登用を行うことを強調した。

 中でも期待を寄せるのが、伸び盛りの2024年パリ五輪を目指すU―21日本代表メンバー。11日まで行われた合宿ではMF松木玖生(FC東京)やFW中島大嘉(札幌)が存在感を見せた。「A代表を目標に日々努力をしてほしい。結果次第では、フル代表にいつでも入ってくる可能性がある」と抜てきに意欲を見せた。

 それだけではない。指揮官は11日に行われたU―21日本代表と全日本大学選抜による練習試合を直接視察したことを踏まえて「逆に、大学生の選手にも可能性はある」と仰天発言。「U―21代表との試合を見ていて感じた。同世代でもJリーグの選手たちのほうが経験はあるが、試合では大学生が勝っている」と2―0で完勝した大学選抜のメンバーを高く評価し、A代表への超サプライズ選出にも色気を見せた。

 その試合ではゴールを含む2得点に絡み柏への入団が内定しているMF落合陸(東京国際大)や広島に内定のDF山崎大地(順天堂大)、DF中野就斗(桐蔭横浜大)など粒ぞろいのメンバーが猛アピール。これまでは手堅い選考を続けてきた森保監督だが、強豪撃破のためにアッと驚く最終兵器を用意するかもしれない。