カタールW杯アジア最終予選の日本戦(7日=日本時間8日)に臨む中国が早くも〝白旗ムード〟と同国メディア「斉魯晩報」が伝えている。

 同メディアによると、中国の李鉄監督は「日本がオマーンに負けるとは思っていなかった人も多いだろう。これがサッカーだ。私たちにとって7日の日本戦は厳しい試練だ。選手にとっては非常に良い機会だ。チャンスがある。アジアで最高のチームに挑戦する」と語ったという。

 ただ、同メディアは悲観的だ。中国は初戦オーストラリア戦(2日)に0ー3で完敗し、ボール保持率36%。シュート数は8本でオーストラリアの20本に及ばなかったと指摘し「言い換えれば、オーストラリアのシュートの数は中国の2倍だ」と嘆くと「データに加え、李鉄監督のフォーメーションも多くの批判を集めている」という。

 同メディアは「中国はスタメンを固定し、ほぼ変更の予定がない」と柔軟性のなさを非難。さらに「ストライカーはインパクトを失い、ミッドフィールドはオフェンスとディフェンスの切り替えが遅く、ディフェンスは抜け穴でいっぱい。問題は何度も露呈しているが、チームはそれに対処する方法がない」と、母国代表を徹底糾弾した。

 さらに「中国の戦術が単調であると見抜かれると、チームが虐殺される子羊になる」とし「日本は初戦に負けて死に物狂いになるので〝地獄レベル〟に難しい試合になる運命だ」と伝えていた。