アジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ第3節(22日=日本時間23日)、今季のJ1で未勝利(4分け6敗)の最下位に低迷するJ組の神戸はタイ・ブリラムでチェンライ(タイ)に6―0で大勝し、2連勝とした。

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)をコンディション不良で帯同していない中、前半7分に日本代表FW大迫勇也(31)のゴールで先制。その後もMF汰木康也(26)の2ゴールなどで得点を積み重ねた。

 汰木は「今日の試合のため戦術だったり、ポジショニングだったり、準備してきたことピッチの上で表現できた」と語り、ミゲルアンヘル・ロティーナ監督は「すごくいい試合ができた。特に得点を取るという部分で、チームの自信につながるという面で、非常に重要なポイントになったのではないか」と大量ゴールを素直に喜んだ。

 H組のJ1横浜Mはベトナム・ホーチミンでシドニーFC(オーストラリア)に1―0で競り勝ち、2勝1敗とした。決勝弾を決めたDF角田涼太朗(22)は「普段とは違うポジションでしたが、ゴールを意識した結果が得点につながってよかった」とし、今後に向けて「チーム全員で修正しながらリカバリーをして一丸となって勝てたらと思います」と先を見据えた。