JFL鈴鹿のカズこと元日本代表FW三浦知良(55)が3日に行われた東京武蔵野ユナイテッド戦(武蔵野陸上競技場)でベンチ入りするも、移籍後初の出番なしに終わった。

 鈴鹿はアウェーながら巧みな試合運びを見せ、勝負所の後半26分にFW栗田マークアジェイがこぼれ球をきっちり決めて先制。この1点を懸命の守備で守りきり、今季2勝目を挙げた。

 開幕から2試合連続で先発出場していたカズはベンチスタートとなり、試合中は精力的にアップするなど出場に備えたが移籍後初の出番なしに終わった。

 それでも、鈴鹿の一員として関東初見参は大きな注目を集め、雨で気温も低い悪条件の中でJFLの試合としては異例となる2006人の大観衆を集めた。

 改めてその人気ぶりを証明したカズ。次戦の強豪ホンダロック戦で待望の移籍後初ゴールに注目が集まる。