新型コロナウイルスの感染者が大量に出てチーム活動を停止したJ1FC東京が、活動再開後初戦となる2日のルヴァンカップ1次リーグ福岡戦(ベススタ)で0―1と敗れた。

 FC東京は選手やスタッフに20人以上の感染者が相次ぎ、2月20日から26日まで1週間にわたって活動を停止した。同27日から活動を再開し、この日の福岡戦に臨んだ。

 前半11分に主将のDF森重真人がいきなり警告を受けると、22分に福岡のMF田中達也に先制ゴールを許す苦しい展開に。その後は必死の反撃を試みるもゴールは遠く、0―1で黒星を喫した。

 試合後、アルベル監督は「選手たちの戦った姿勢をたたえたい。今日プレーした選手の中にも、感染して、そこから回復してきたばかりの選手が複数いた。プレーし慣れていないポジションの選手もいた。今日の試合が難しかったことを理解してほしい」と厳しい状況の中での戦いだったと振り返った。

 FC東京はDF長友佑都やMF松木玖生、FW永井謙佑、FWディエゴ・オリベイラらがベンチ外だった。