日本サッカー界のレジェンド2人がお互いの能力を絶賛した。

 Jリーグが24日に開幕前のオンライン会見を行い、開幕カードで27日に対戦する横浜FCのMF中村俊輔(42)と札幌のMF小野伸二(41)という元日本代表コンビが登場した。

 ともに日本代表で栄光に彩られた2人。小野が「同じピッチに立てたら最高」と話せば、俊輔も「伸二は自分の中で一番うまい選手。足首の状態もよくて遠征メンバーに入れると思うので、そこで伸二とやれたら最高」と40代を迎えての激突に思いを馳せた。

 相手の長所で自分にもほしい能力を問われると、俊輔は「両方蹴れるところと、あとは体のバランス。僕は片方に寄っているけど(小野は)両方にあって動きやすいんだろうなと。1回、伸二の体に入ってみたい。そういう感覚になってみたい」と小野のバランス感覚を絶賛。すると小野も「俊輔さんは(利き足とは逆の)右足の技術も高いし、左足のキックを含めて技術が高すぎるので、逆に俊輔さんになりたい」と“応戦”。長年日本代表で共闘し、お互いの実力を分かり合っている2人ならではのやりとりが垣間見えた。

 2人とも得点すればMFジーコ(鹿島)が持つJ1最年長ゴール記録の41歳3か月12日を更新するだけに、サッカーファン垂涎の対決となりそうだ。