FC東京のDF森重真人(33)が28日にオンラインで取材に応じ、今季好調を維持する理由を明かした。

 森重は安定感に磨きを増した守備と巧みなパス出しで攻撃の起点にもなっており、まさに大黒柱として3位と上位争いを展開するチームをけん引している。

「自分の中での手応えと充実感はある。試合が多い中でも良いリズムで試合ができている」と自ら語るように、高いパフォーマンスを見せている。

 ではなぜ33歳にしてここまで好調を維持できるのか。森重は「1・5~2倍くらい、普段やっているケアを時間的にもやっていることも増やしている。(具体的には)ストレッチやトレーナーを使ってのケアで、種類を足している」と説明する。

 練習後に体のケアのために費やす時間を格段に増やし、それが日頃の練習、そして試合で安定して実力を発揮できる背景となっているのだ。

「今季は特にケガをしてしまうと1週間で3試合が過ぎてしまう。いつも以上に自分にしっかり目を向けることを意識している」とベテランながら目立った負傷もなくプレーができている。

 2014年ブラジルW杯では日本代表の守備の要として活躍した経験豊富なベテランが、逆転優勝へ向けて後半戦もチームを引っ張る。